2007年3月21日水曜日

平和憲法の改悪を許さない動きを近畿から作りませんか

皆さまには日頃から平和、福祉、環境のために、日夜取組まれておりますことに心から敬意を表します。
さて、昨年秋に小泉政権を引き継いだ安倍政権は前回総選挙で得た3分の2の多数を利用し、教育基本法を改悪、防衛「省」への昇格を押し切るなど平和憲法を破壊し続けています。今国会でも憲法改悪のための国民投票法、犯罪を相談したとの見込みだけで罪に問われる共謀罪の提出など、平和憲法を改悪する動きはとどまるところを知りません。また一方では小泉政権以降、加速度的に社会のあらゆる分野における熾烈な競争、格差・不平等社会が進んでいます。
もし、私たちがこの動きを座視すれば、明文改憲は現実のものとなり、大事にしてきた平和、人権、民主主義、人間らしく生きる権利は有名無実になってしまいます。
しかし、この動きを良しとせず、これに変わる政治を求めている人々はまだまだ多数を占めています。
問題はそれを代弁する護憲政治勢力の大結集ができていないことです。護憲の立場をとる政党、政治団体が今のままでは大政党有利の選挙制度に阻まれ、なかなか有権者の選択肢にはなれません。しかも大政党には衆参の比例区議席定数を大幅に削減、廃止する動きもあり、護憲政治勢力が現在確保している議席の維持すら危うくなることも想定しておかなければなりません。
このような状況の中で、私たちが平和を願う有権者の声に応えていくためには小選挙区でも自民・公明や民主以外の選択肢になりえる護憲政治勢力をどうしても作り上げるしか道は残されておりません。
前回総選挙の前後から思いを共有する社会民主党、新社会党、みどり・市民派で協議を重ね、ゆるやかな形で(仮称)いのちと平和の近畿ネットをスタートさせ、学習交流会や宣伝行動を積み重ねてきたところですが、改めて皆様のご賛同をよろしくお願いする次第です。

 呼びかけ人 
井奥まさき(兵庫・高砂市議会議員)
隅田 康男(大阪府議会議員)
山下けいき(大阪・茨木市議会議員)